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★経緯とあらすじ★

<簡単な映画紹介と開催までの経緯>
2013 年11 月にアメリカで公開となった『ベティ・ペイジ・リヴィールズ・オール』は、ピンナップ界の伝説的スター、ベティ・ペイジの生涯を、本人の全面協力を得て独占取材したドキュメンタリー映画です。カルト的アイコンの座に登り詰めるまでの舞台裏に何があったのか?人気絶頂にいた 1957 年になぜ謎の失踪を遂げたのか?消えた「ダーク・エンジェル」が、本邦初公開となる自身の肉声で真実を明かす――ベティがベティでいる理由、そしてベティが世界中のカルチャーシーンで圧倒的な影響力を持ち続ける理由に迫ります。

ピンナップはもちろんバーレスクとも関わりが深い、ベティ・ペイジのドキュメント製作があると聞き、本作の製作・監督を務めるマーク・モーリ氏(アカデミー賞ノミネート製作者)に連絡を取り、製作の応援をしたいと公認イベントを開催。延べ2年以上に渡る交流の末、ついに!特別に本作の日本プレミア上映会の開催許可をいただくに至りました。日本語字幕は、多くのファッション・広告・カルチャー本・映画等の翻訳に携わるNikita Bitch Project が担当。

BAPS主催イベント:Barnlesque season2-1で映画応援イベント開催

<映画あらすじ>
ベールに包まれた「ダーク・エンジェル」ことベティ・ペイジの真実に迫った、1950 年代のアメリカポップカルチャーの中を飛び回るように疾走するコメディタッチのドキュメンタリー。カルト的アイコンの座に昇り詰めた彼女の舞台裏で何があったのか、人気絶頂にいた1957 年、謎に包まれた彼女のストーリーが初めて明かされる。50 年以上も人前から姿を消し、今ではシンボリックな彼女の写真だけが人々の知る唯一の手掛かりとなり、ベティ・ペイジは並ぶ者のない神秘的オーラに取り囲まれてきた。ここに、偶像化されたイメージの裏に潜む、1 人のリアルな女性としてのベティ・ペイジが現れる。

舞台はヒットソングからTV コマーシャル、SF 映画にモラルを欠いた映画の氾濫までありとあらゆるものがごちゃまぜになった、1950年代のポップカルチャーの真っただ中。ベティ・ペイジが今度はとっておきの逸話で観客を悦ばせてくれる。ボンテージやフェティッシュ撮影現場、公然わいせつでの逮捕、捜査当局による恐喝未遂、1956 年の民主党副大統領候補者によるポルノ迫害、繰り返された結婚と離婚、そして彼女が捨てた男たちの秘話。ナッシュビルでの孤児院からもがき苦しんだ幼少期、性的虐待、卒業生代表になった高校時代、ハワード・ヒューズらセレブリティからの誘惑、神との出会いからビリー・グラハムのリバイバル運動への参加、殺人未遂による逮捕、そして精神施設での監禁に至るまで、良きも悪きも文字通り、彼女自身の言葉で全てを曝け出す。

ピンナップ写真家のバニー・イェーガーやポーラ・クロウ、カメラクラブメンバーで3D 写真家のアート・アムジー、ストリッパーのテンペスト・ストームらがプライベートな逸話やペティ・ペイジの人生とキャリアについて洞察する。
ベティの爆発的な影響力はファッション、アート、写真、セクシャリティ、映画、音楽に若者文化へと膨れ上がっている、と語るのは数々の証言者たち。ピンナップアーティストのオリヴィアやプレイボーイ創刊者のヒュー・ヘフナー、ディータ・フォン・ティーズ、マミー・ヴァン・ドーレン、ジュリー・ニューマー、伝道師のロバート・シュラー、エロティックアートコレクター・出版者のジョエル・ベレン、ファッションデザイナーのトッド・オールドダムやシャンタル・トーマス、そしてモデル・女優のレベッカ・ローミンやシャロム・ハーロウなど。

後年のベティにとって親しい友人だった人々も、アイコンとして輝くイメージの裏にあるベティの人物像を語る。ベティ・スカウツ・オブ・アメリカ創設者のスティーブ・ブリュースター、ベティの生前最後の8 年間を近所で共にした友人のカルロ・シャフミアン、そして元プレイメイトでベティの親友だったデヴィン・デヴァスケスなど。